雨の中ラッセルがトップ、メルセデスが初日1-2。レッドブル勢は3、4番手、角田裕毅は14番手【F1日本GP FP2】

 

 2022年F1第18戦日本GPのフリー走行2回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は14番手だった。

 午後になっても、なかなか雨は止まない。FP2の始まる午後3時の時点で、天気は小雨。気温15.5度、路面温度19度と、FP1とほぼ同じ低温コンディションだ。このセッションはピレリの2023年用ドライタイヤのテストのために、通常の60分間から30分延長された。路面はフルウエットでテスト自体はキャンセルされたが、延長措置は変更されない。

 言い換えれば、久しぶりに90分間のフリー走行が特別に戻ってきたことになる。鈴鹿はとりわけ難易度が高いだけに、歓迎するのは初体験のドライバーだけではないだろう。ただし大方のドライバーはFP1でしっかりレインタイヤでの周回をこなしたため、セッションが始まってしばらく経っても出足は鈍い。

 セッション30分を過ぎても、ようやく11台がタイムを出しただけだ。このタイミングで、メルセデスの2台、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)らがインターミディエイトタイヤに履き替えた。ハミルトン、ラッセルに続き、角田が3番手タイムを出した。直後にデグナー1でグラベルに飛び出したが、幸い無傷で復帰できた。

 さらにシャルル・ルクレール(フェラーリ)も、ヘアピンのブレーキングでグラベルに直進。バリアにぶつかる直前で、なんとか止まることができた。フェルスタッペンはセッション開始後45分で初コースイン。FP1同様、いきなりトップに立った。その後はハミルトンと、首位の奪い合いの展開に。さらにそこに、ラッセルも加わった。

 この時点で雨はほぼ止み、周回ごとに路面は乾いて行っている。FP1首位のフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は開始後50分でようやく出て行き、7番手タイムにつけた。

 60分が過ぎ、30分間のボーナスタイムに入ってからも、コース上にはそれほど多くのマシンは出ていない。小雨が降ったり止んだりの天気だが、水しぶきは若干収まってきた。日曜日の天候がはっきりしないため、ほとんどのドライバーはできるだけインターを節約しようと、FP1で使ったユーズドで走り続けている。FP2で新品インターを履いたのは、メルセデスの2台だけだ。

 このセッション、トップはラッセル、2番手ハミルトン、3番手フェルスタッペン、4番手セルジオ・ペレス(レッドブル)、5番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、6番手カルロス・サインツ(フェラーリ)。ルクレールは11番手に留まった。角田は14番手ながら、インターで21周のロングランを行った。ガスリーは19番手。ミック・シューマッハー(ハース)はマシン修復のため、FP2では走行を行わなかった。

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