もう驚かない? マルケス、FP3トップで予選へ。クアルタラロ10番手でギリギリ通過|MotoGPオーストラリアFP3

 

 フィリップアイランドでMotoGP第18戦オーストラリアGPのフリー走行3回目が行なわれた。このセッションでトップタイムを記録したのはレプソル・ホンダのマルク・マルケスだった。
 舞台となるフィリップアイランドは天候の急変も多いコースだが、2日目のFP3は晴天のもと開始。ただ気温は低く14℃、路面温度も22℃と、かなり涼しいコンディションだ。
 FP3までの総合タイムで予選組分けが行なわれる関係上、激しいアタック合戦となるのが通常のこのセッション。45分間の走行が始まった当初はミゲル・オリベイラ(KTM)が1分29秒658をマークして暫定トップに立った。
 なお彼がこの序盤に記録したタイムは、総合タイムでも5番手に食い込むものであり、終盤のタイムアタックでは初日のタイム順が大きく変わってくることを伺わせた。
 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)などは初日に引き続きターン3の立ち上がりで大きくマシンをウォブルさせつつ走行。徐々にタイムを引き上げ、20分が経過する頃には初日自己ベストに近い1分29秒700をマークした。
 残り時間が15分を切ってくるとアタック1回目に入るライダーがチラホラと現れ始め、好タイムをマークしていたオリベイラや、スズキのアレックス・リンスとジョアン・ミルらがその先鞭をつけた。中でもミルは1分29秒353をマークし、この時点で初日の総合ベストが塗り替えられた。
 さらにマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、ホルヘ・マルティン(プラマック)も立て続けに暫定トップタイムを更新。マルティンはこのレースウィークで初の1分28秒台のタイムをマークする速さで、2番手以下に大きく差をつけた。
 そこからマルコ・ベッツェッキ(VR46)がマルク・マルケスと共に1分28秒台のタイムをマークしたが……マルティンのタイムを超えるには至らないまま、セッションは残り3分を切った。
 セッション終了直前、ルカ・マリーニ(VR46)が暫定トップタイムを更新する1分28秒592をマーク。このままFP3トップ通過かと思われたが、後方からはマルケスが最速タイム更新ペースで周回していた。
 マルケスは最後の計測で、1分28秒462をマーク。これがFP3トップタイムとなった。2番手はマリーニ、3番手はマルティンだ。なおマルケスは初日から空力パーツのテストを行なっていたが、リヤウイングは装備せずにこのタイムを記録している。
 予選Q2へ直接進出となる総合タイムトップ10は、FP3の上位10人と同じ並び。ポイントリーダーのクアルタラロは最後のアタックでギリギリとなる10番手に食い込み、Q2へ直接進むことができた。なおタイトル争いのライバルであるアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)とフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)も、順当にQ2へ進んでいる。
 
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