フェルスタッペンがFP2トップ。メルセデス勢も好調キープか、ラッセル2番手に続く|F1アブダビGP

 

 F1第22戦アブダビGPのフリー走行2回目が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。
 トワイライトレースとして開催される、シーズン最終戦アブダビGP。FP2は決勝スタート時刻と同じ、現地時間17時からの実施となっており、気温は31度、路面温度はFP2から10度以上下がって、37度というコンディションで60分のセッションがスタートした。
 FP1では多くのチームがルーキーの起用義務を消化した。FP2が開始されると、若手にマシンを預けてFP1を走れていなかったドライバーも含め、続々と西日が差すサーキットにコースインしていった。
 FP2は予選・決勝にコンディションが近い唯一のプラクティスであり、マシンのセッティングを詰める上で最重要となるセッションだ。まずは各車、ハードタイヤあるいはミディアムタイヤで周回を重ね、マシンの感触を確かめた。
 セッション序盤は、フェラーリのシャルル・ルクレールがタイムシートのトップに。2番手にはエステバン・オコン(アルピーヌ)がつけた。
 ミディアムタイヤで4番手となっていたフェルスタッペンは、珍しくいち早くにソフトタイヤへスイッチ。セッション開始から15分のところでアタックに入り、1分25秒449をマーク。これでルクレールを0.6秒ほど上回ってトップとなったが、ブレーキの感触に不満を訴えた。
 フェルスタッペンが2度目のアタックで1分25秒335にタイムアップする頃には、ソフトタイヤに履き替えてコースインするマシンが増えていく。
 しばらく、フェルスタッペンのトップタイムを更新するドライバーは現れなかったが、メルセデスの2台はそれに迫らんとするペース。結局及ばなかったものの、ジョージ・ラッセルはトラフィックの影響を受けながらも2番手につけた。
 予選開始がFP2終了時刻からとなっていることもあってか、フェルスタッペンはセッション残り20分を切ろうかというところで新品のソフトタイヤを投入。1分25秒146までトップタイムを更新した。
 その後は各車、ロングランにプログラムを移行。タイムシート上位のマシンはミディアムタイヤを中心に走行したが、角田裕毅(アルファタウリ)などハードタイヤで走行するマシンもいた。
 大きなクラッシュやスピンなどもないまま、セッションは終了。フェルスタッペンがセッショントップとなった。
 フェルスタッペンはソフトタイヤを2セット使ったこともあって、2番手ラッセルに0.3秒以上の差をつけたが、トップ6を3チームが分け合っており、メルセデスとフェラーリも含めてかなり接近している様子だ。
 ただレッドブルの2台は1分30秒台で安定したロングランでのペースを見せており、一歩有利といった印象だ。
 中団チームでは、エステバン・オコン7番手、フェルナンド・アロンソが8番手とアルピーヌが好位置につけた。アルピーヌとコンストラクターズランキング4位を争うマクラーレン勢がそれに続く形だ。
 アルファタウリは、角田が15番手。昨年4位を獲得したコースで今年も好成績を残したいところだが、チームメイトのピエール・ガスリーが19番手に沈んでいるのは気になるところだ。
 
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