「2022年をルイスの隣で過ごしたことは大きな経験だった」ラッセル、F1タイトル争いに向け準備万端と語る
メルセデスのジョージ・ラッセルは、チームでの2年目に向けて高い目標を掲げている。彼は2023年に世界チャンピオンに挑戦するのに「準備は万全」だと主張している。
ラッセルは2019年のオーストラリアGPでウイリアムズからF1デビューを飾って3シーズンを過ごした後、2022年初めにメルセデスへの昇格を果たした。今年のラッセルは、第21戦ブラジルGPでのF1初優勝も含め、表彰台に8回登壇。最終的なドライバーズランキングでは、ルイス・ハミルトンのふたつ上の4位につけた。
「もしそうなると今年の初めに言われていたら、すごくうれしかったと思うよ」とラッセルは語った。
「メルセデスでルイス・ハミルトンに勝つということは、ほぼ世界チャンピオンだということだ!」
GP3とFIA F2でチャンピオンになった経歴のあるラッセルは、今年のシーズンを阻んだマシンの問題をメルセデスが解決すれば、F1タイトルを狙う準備ができると考えている。
「世界タイトルを勝ち取る準備は万端だと思う」とラッセルは『Sky Sports F1』に語った。
「これから数年のうちに可能だと感じている」
「今シーズンをルイスの隣で過ごしたことは細部を学ぶにあたって個人的に大きな経験だった。自分のマシンやチームから力を引き出す方法、本当に大事な時にパッケージからすべてを引き出すといったことだ」
シーズン序盤の8戦ではすべて5位以内でフィニッシュし、第13戦ハンガリーGPでは初のポールポジションを獲得したラッセルは、今年の自身の成績に誇りを持っている。一方で、彼は世界タイトルを取るにはさらに多くのことが必要だと認めた。
「もちろん今シーズンはポジティブな収穫があったが、選手権を4位でフィニッシュしたことを祝うつもりはない」
「ブラジルGPで優勝したことは祝うつもりだ。それは自分とチーム全体にとって大きな成果だったからね。でも実際のところ、僕たちは勝つためにここにいる。世界タイトルを獲るためにここにいるんだ」
「だから今シーズンに僕たちは完璧な仕事をしてはいない。マシンとパッケージによって、比較的クリーンでスムーズなシーズンになった」
「でもこのチームが設定した基準と、僕が自分に設定した基準からすると……十分ではない。来年に向かってもっと力を尽くす必要がある」
その準備のために、ラッセルはオフシーズン中のトレーニングに全力を注ぐつもりだ。
「間違いなくハードな冬にするつもりだよ。チームと懸命に取り組んでいく。来シーズンに戦うチャンスをもたらしてくれるマシンを用意するために、メルセデスのファクトリーのひとりひとりが必死にプッシュするだろう」
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