暗黒時代のマクラーレン、信頼関係など無い崩壊状態……ザク・ブラウン「チームワークもなにも無かった」
マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、2016年のチーム加入時には内部の信頼関係が崩れており非常に厳しい状況だったと振り返っている。
現在CEOを務めているブラウンは、2016年末にエグゼクティブディレクターとして加入。当時はホンダとタッグを組んでいたマクラーレンだが、状況としては低迷しており、控えめに言って“かなり”困難な時期だった。
コース上で競争力を欠いているだけではなく、ロン・デニスやマンスール・オジェといった上層部メンバーの争いもあり、ブラウンのマクラーレン加入は全く穏やかなものではなかったのだ。
着任当初のマクラーレンについて、ブラウンは次のように語っている。
「モラルという面で、組織内の信頼は完全に崩壊していた」
「仕事の進め方から何まで、無罪が証明されるまでは有罪扱いだったようなものだ。つまり、チームワークも何もなかった」
「取締役レベルで様々なことが起こっていたということもあり、これは一番上から始まっていたと思う。誰もが互いを買収しようとしていた。リーダーシップなどあるわけがない」
マンスール・オジェとロン・デニス
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