2月23日からバーレーンでスタートしたF1のプレシーズンテスト。アルファロメオの新車C43はその初日を順調に走行した。ドライバーのバルテリ・ボッタスと周冠宇は、特定のエリアが冬の間に進歩を遂げたことに、勇気づけられたようだ。
　空力面での改善やパフォーマンス向上に加え、2022年を通してチームを悩ませてきた信頼性とリヤの安定性の向上にドライバーたちは特に期待しているようだ。
　マシンのフィーリングが良くなった部分について、ボッタスは次のように語っている。
「確実にリヤが安定するようになった。昨年は特に高速コーナーが弱点だったので、よかったと思う」
「まだバランスを微調整する必要がある。特に低速コーナーではフロントがロックして、アンダーステアになってしまうのが難点だ。でも、それは解決できないことではないんだ」
　周は冬の間、マシンのリヤ部分の改良を優先させたのだという。
「それは僕たちのメインターゲットのようなものだ。僕たちは昨シーズン後半にそれを解決しようとしたのだけど、解決した分マシンのパフォーマンスが低下してしまった。今年はそれを取り戻そうとしている」
「高速域は昨年の弱点だった。だから、それを改善しようとしたけど、うまくいっているようだ。改善はかなりはっきりしている」

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