ノリスがマクラーレンF1から移籍するという噂を一蹴。チームに悪影響をもたらすと不快感を示す
ランド・ノリスは、不振を続けるマクラーレンF1からの移籍を考えているのではないかという噂を一蹴し、こうした言動がチームに悪影響をもたらすことに不快感を示した。
開幕から2戦を終え、マクラーレンはいまだポイントを獲得できずにいる。プレシーズンテストで生じたトラブルも影響してスタートダッシュに失敗したマクラーレンは、開幕戦バーレーンGPでも2台揃ってトラブルに見舞われ、サウジアラビアGPでもペースをみせることはできなかった。
こうした状況にあっては、ノリスが2025年までの契約を破棄し、チームを離脱するのではないかという噂も囁かれ始めている。元F1ドライバーのカルン・チャンドックもそう考えるひとりで、彼は『Sky Sports F1 Podcast』において、マクラーレンには「退団条項」があると推測したうえで、ノリスが他チームへの移籍を考えているのではないかと指摘した。
不振にあえぐチームへの批判に加え、自身の将来への憶測までもが飛び交う状況にあるノリスは、サウジアラビアGPの木曜会見でこの噂について触れた。彼はこうした言動については気にもとめていないと語る一方、それがチームに悪影響を及ぼすことに不快感を示した。
「僕はある程度まではそうしたことは気にしないんだ。でも、それが誰かがでっち上げたデタラメだったり、完全なフェイクだったときには話は別だ」
「僕は多少の厳しい批判も受け入れるつもりだし、それはそれで意味がある。しかしあまりにも酷く、チーム内の人がそれに影響され始めるなら、嫌になってくる。なぜならチームには何が本当なのか知らない人もいるからだ」
そう語ったノリスは、スタッフが抱える不安を払拭しマクラーレンを前に進めるためにも、自らの意見や置かれた状況を率直に説明し、情報を共有するよう心がけていると説明した。
「チーム内ではいい仕事ができていると思う。みんなが事情を説明したり、何が起こっているのかを話し合ったりしている。僕の方からも自分の言い分や、僕やチームに何が起こっているのかを説明しているようにしているんだ」
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