ブラッド・ピット、F1映画の撮影のためシルバーストンを走行予定。メルセデスが特別なマシンを用意
今年の夏のF1第11戦イギリスGPでは、ファンはセッションの間にスーパースターのブラッド・ピットによるハリウッドのエンターテインメントを楽しむことになるだろう。
ピットはメルセデスが特別に用意した撮影用のF1マシンに乗って、シルバーストンを走る。59歳のピットが主演し、ハリウッドの伝説的なヒットプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーが制作する次の大作のシーケンスを撮影するのだ。
アップル・オリジナル・フィルムズのもとで『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキーが監督を務めるこの映画は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がスペシャルアドバイザーとして参加するという恩恵も受けている。ハミルトンは、ストーリーラインと脚本が現実のF1の世界と比較して、可能な限り正確で本物になるよう協力する。
「僕がやることは、これが本物に見えるようにして、映画を観るレーシングファン全員にリアリティがあると言わせることだ」とハミルトンは今週マイアミで語った。
「また、テレビで見るのとは違った視点からレース場面を見せたいと思う。全体的に本当にクールなスポーツだからね」
「僕は今、ジョーとチームが正確な脚本を作るのを手伝うのに多くの時間を割いているけれど、素晴らしいプロセスなんだ。とても楽しんでいるよ」
ピットは役の準備をすすめるにあたって、すでにシミュレーターセッションを行っていると伝えられている。一方で、彼がドライブするマシンはF2もしくはF3エンジンを搭載しているようで、すでにテスト中だという。オンボード映像のスリルを捉えるために、メルセデスが設計したシングルシーターには世界最小クラスの6Kカメラが搭載される。
映画の制作クルーは、今後数カ月間ピットとともにいくつかのF1会場に滞在するとみられる。F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、クルーの入場についてある程度制限すると述べているが、この映画が“かなり立ち入ったもの”になることをすでに警告している。
「制作においてはかなり内部に立ち入ることになるので、ある意味ではコントロールする必要があるが、これはF1は決して立ち止まらないことを示すもうひとつの方法となるだろう」と最近ドメニカリは語った。
木曜日、マイアミでシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、ブラッド・ピットと撮影クルーがパドックにいたら気が散るかどうか尋ねられた。
「いや、そうは思わない」とルクレールは答えた。「結局、カメラがもう1台増えたり減ったりしても、僕たちはそれほど気づかないと思う」
「F1にとっては素晴らしいことだ。最高だと思うよ」
「映画のおかげで大きく認知度が高まる。F1を知らない人たちや、興味を持っていないかもしれない人たちに向けて、リーチを拡大することができるんだ。彼らがF1を理解するのにより素晴らしく、利益のある方法でね。映画というのは最高の方法だと思う」
「だから少なくとも僕にとってプレッシャーにはならない。誰にとってもそうだとは思わないけれど、僕たちは周りにカメラがあることに慣れているからね」
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