ウイリアムズF1チームは、グランプリ800戦目を記念し、2023年第11戦イギリスGPで記念イベントを実施し、特別カラーリングのFW45を走らせることを発表した。

　本来はイギリスGPで800戦目を迎える予定だったが、洪水によりエミリア・ロマーニャGPがキャンセルされたことで、その節目はハンガリーGPへと移った。そのため、ウイリアムズはホームグランプリのイギリスGPとハンガリーGPの2戦で、祝賀を行うことを決めた。

　イギリスGPには、2023年型ウイリアムズFW45に特別カラーを施し、ハンガリーではマシンに特別なエンブレムを飾るという。マシンのスペシャルカラーリングは、チームのイギリスにおける伝統およびチーム創設者、サー・フランク・ウイリアムズに敬意を表した“印象的な”デザインになるということだ。

　また、シルバーストンでは、1992年にナイジェル・マンセルがドライブし、F1タイトルを獲得したFW14Bが持ち込まれ、2009年F1チャンピオンであり、ウイリアムズ・レーシングのブランドアンバサダーを務めるジェンソン・バトンが、日曜日にデモランを行う。

　さらに、ウイリアムズがシーズンに数回開催している、ショーカー展示やドライバーインタビューなどのイベント『ファン・ゾーン』が、イギリスGP開催に合わせて7月3日～9日にロンドンで行われることも明らかにされた。

　チーム代表ジェームズ・ボウルズは、今回の記念イベントについて次のように語った。

「グランプリ800戦目というマイルストーンへの到達は、ウイリアムズ・レーシングにとって素晴らしい成果だ」

「長年にわたり築き上げてきた歴史と遺産を心から誇りに思う。46年の歴史のなかで、チームは驚くべき成功を成し遂げてきた。コンストラクターズチャンピオンシップを9回、ドライバーズタイトルを7回獲得した我々は、F1史上2番目に成功したチームであり、我々の上にはフェラーリしかいない」

「この象徴的な過去に敬意を表し、明るい未来に目を向けるためのこの祝賀イベントに、ファンの皆さんを招待する」