メルセデスF1代表、レッドブルは「規則の範囲内で最高の仕事をしてきた」と成績に脱帽も反撃を誓う
メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、レッドブルとマックス・フェルスタッペンの現在の覇権によって、ライバルチームたちはまるで“F2マシンの集団”のように見えると述べている。
第12戦ハンガリーGPでは、レッドブルの揺るぎない優位性に誰も挑戦できず、フェルスタッペンは容易い走りで7戦連続となる優勝を飾った。これでレッドブルは昨年の最終戦から数えて12連勝を記録し、1988年以来35年間マクラーレンが保持していた11連勝の記録を破った。
ウォルフはレッドブルの圧倒的な成功に脱帽したが、この状況は続かないと『Sky F1』に語った。
「これは実力主義だ。我々は反撃してレースとチャンピオンシップで勝つつもりだ」
「しかし、マックスのペースを金曜日のロングランからすでに見てきた。あれが彼らのいる位置だ。我々はまるでF1マシンに対してF2マシンを出しているようなものだ。レギュレーションの範囲内で、彼らは最高の仕事をしてきた」
フェルスタッペンと戦うというルイス・ハミルトンの望みは、1コーナーで終わってしまった。ハミルトンはスタートを切った後、フェルスタッペンだけでなく、マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスにも追い抜かれてしまった。その後ハミルトンは4位でフィニッシュし、チームメイトのジョージ・ラッセルは、土曜日の予選をしくじったために18番グリッドからのスタートになったが、渾身の走りをして6位でチェッカーフラッグを受けた。
ハミルトンの予選での素晴らしいペースはどこへ行ってしまったのかと尋ねられたウォルフは、激しい予選での彼の卓越したパフォーマンスは、マシンのおかげというよりも、主に彼自身の才能によるものだと語った。
「昨日はルイスによる最高のラップがあったことは明らかだと思う。ジョージの予選は台無しになってしまった」
「ラップタイムのデータと、ジョージのスタート順から、我々には今日2番目に速いマシンがあったと考えている。しかし我々はそれを十分に活かしていなかった」
「しかしそうは言っても、フェルスタッペンのようなラップを目標にする必要があるが、今のところは大きく離されている」
ウォルフはまた、ハミルトンのスタートの不手際は、メルセデス陣営によるタイヤの準備不足のせいで、それがハミルトンのペースに影響を与えた要因だったと指摘した。
「スタートは確かに原因だったが、こういうことは起きるものだ。我々はタイヤについて非常に慎重になっていたが、慎重になりすぎたかもしれない。終盤に向けたラップタイムの違いによってわかる」
「我々は15秒ほど巻き返したと思う。(セルジオ・)ペレスに対しては1.9秒差程度だった。ランドとはわずか4秒かそれ未満だ。我々に速さはあった」
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです