アルファロメオF1、モンツァと鈴鹿でアップデートを計画「ほんの少しの向上では不十分。0.2〜0.3秒の改善が必要」
アルファロメオF1は、9月のイタリアGPおよび日本GPで導入が予定されている大型アップグレードで、「0.2〜0.3秒」タイムが向上することを期待している。
今季のアルファロメオが現在までにあげた成果は、コンストラクターズ選手権で9位と納得のいくものではなく、これまでの12戦中、4戦でしかポイントを獲得できていない。昨シーズンはコンストラクターズ選手権6位でシーズンを終えたので、それと比べれば明らかに後退している。
アルファロメオF1のアレッサンドロ・アルンニ・ブラービ代表は、チームの不調は2022年シーズン後半のパフォーマンス低下をいまだに引きずっているせいだと語った。
「今シーズンは昨シーズンとは比べられない」とアルンニ・ブラービは『Speedcafe』に語った。
「昨シーズン、我々は6位に入ることができた。チームにとってここ10年で最高の成績だった。だがシーズンの後半で足踏みをしてしまったのも確かだ。今年はその状態でシーズンに臨んでしまった」
「F1の戦いは知ってのとおり、非常に厳しいものだ。アストンマーティンが急伸し、いまではコンストラクターズ選手権のトップ3のポジションを競っている」
「シーズンごとに、競争がますます激化するだろう。F1では毎年、テクノロジーにしても、資金投入にしても、ハードルが上がり続けている。これは終わりのない戦いだ」
今後2カ月で順位を上げることを目指し、アルファロメオは重要なアップデートをふたつ導入する。アルンニ・ブラービは、このアップデートによってアルファロメオC43のパフォーマンスが大幅に向上することを期待している。今夏の早い時期にマクラーレンがアップグレードで成績を向上させたが、それと同様の展開を狙っているのだ。
「今シーズンのプランはもう決まっている」とアルンニ・ブラービは述べた。
「次回の大型アップグレードはモンツァあたりで導入となり、もちろん鈴鹿でも重要なアップグレードを実施する。すでに計画があるのだ」
「重要なのは、我々には大幅なアップグレードが必要だと自覚できたことだ。0.1秒タイムが向上したところで十分ではない」とアルンニ・ブラービは主張した。これはマクラーレンが、オーストリアGP以来達成した進歩を念頭に置いた発言だ。
「もちろん、パフォーマンスを回復しようというのだから、一気呵成の成績向上を実現するアップグレードであることが必要だ。細かい、小規模な改善というわけにはいかない。我々のチームにとっては、ほんの少しの向上では不十分だ。毎回アップデートを行うたびに、0.2〜0.3秒のタイム向上がなければならない」
「これは難しい課題だ。もし簡単に達成できるのであれば、誰もがやっているだろう」
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