周冠宇、クラッシュでリタイア「ブレーキペダルに触れた途端にアクアプレーニングが起きた」アルファロメオ/F1第14戦
2023年F1オランダGP決勝で、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは14位、周冠宇はウエットコンディションでクラッシュし、リタイアした。周に怪我はなかった。
■バルテリ・ボッタス(アルファロメオ・F1チーム・ステーク)
決勝=14位(72周/72周)
18番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→インターミディエイト→インターミディエイト
まずはクラッシュした周(冠宇)が無事で本当に良かった。
混乱したレースでは、いつも何かしらのチャンスがあるものだが、今日の僕らはそれをあまり生かせなかったと感じている。スタートはとてもうまく決まって、かなり順位を上げることができた。その直後に雨が降り始め、スリックでコース上にとどまることを選んだが、あのチャレンジングなコンディションのもと容易なことではなかった。タイヤは全然グリップしない上に、視界もひどく悪かったし、このようなテクニカルなサーキットとあってドライビングが本当に難しかったんだ。
けれども結局のところ、特に普通のコンディションの時に、僕らのペースはポイント圏内を争えるものではなかった。みんながそのためにハードワークを続けているのは知っているけれども、いったい何が起きたのか、改善するには何をすべきなのかを正確に理解する必要がある。
次のモンツァは、僕らにとって重要なレースだ。こことは性格が正反対のサーキットなので、今回よりもいいレースができるのは間違いないと思う。スタンドにはアルファロメオの人たちも大勢来てくれるはずだ。彼らの熱い応援を受けるのを楽しみにしている。
■周冠宇(アルファロメオ・F1チーム・ステーク)
決勝=リタイア(62周/72周)
15番グリッド/タイヤ:ソフト→インターミディエイト→ミディアム→ソフト→インターミディエイト
バリアに貼りついてレースを終えるのは、決して気分のいいことじゃない。何よりも大事なのは、怪我をせずにすんだことだが、それまではまずまずのレースをしていただけに残念だ。
本当に突然の土砂降りで、トリッキーな瞬間だった。僕はあの状態で最初にターン1に入った何人かのドライバーのひとりで、あのようなコンディションなのでもちろんプッシュはしていなかった。それでもブレーキペダルに触れると同時に、クルマがアクアプレーニングを起こしたんだ。もう僕にできることは何もなく、速度を落とすこともできずに、まっすぐバリアに突っ込んだ。
それまでは、いろいろと慌ただしいレースで、僕はかなりの時間をいいポジションで過ごしていた。ウエットでは十分な競争力があったんだ。だが、いったん路面が乾き始めると、もうトップ10にとどまれるだけのペースはなかった。セーフティカーも助けにはならなかった。僕はミディアムタイヤでのロングスティントを考えていたのに、前後のギャップがなくなったために、ソフトタイヤを履いたライバルたちに囲まれ、彼らを背後に抑えておくことができなかった。
次のモンツァに気持ちを切り替えるよ。チームにとっては重要なレースだから、できればもっといい結果を残したい。
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