F1 Topic:苦境に立つペレス、移籍を否定しないノリスを中心に徐々に動き出したストーブリーグ
F1第15戦イタリアGP開幕前日の8月31日、メルセデスが今シーズン末で契約が切れるルイス・ハミルトンとの契約を2025年まで2年間延長するとともに、チームメイトのジョージ・ラッセルとの契約も2025年まで1年延長したことを発表した。
1週間前のオランダGP直前には、ハースがケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグの現行ラインアップを継続することを発表しており、2024年のシートは徐々に埋まりつつある。
イタリアGP初日の時点で、以下の6チームのドライバーラインアップが契約上、確定している。
レッドブル
マックス・フェルスタッペン(2028年末)
セルジオ・ペレス(2024年末)
フェラーリ
シャルル・ルクレール(2024年末)
カルロス・サインツ(2024年末)
メルセデス
ジョージ・ラッセル(2025年末)
ルイス・ハミルトン(2025年末)
アルピーヌ
エステバン・オコン(2024年末)
ピエール・ガスリー(2024年末)
マクラーレン
ランド・ノリス(2025年末)
オスカー・ピアストリ(2024年末)
ハース
ニコ・ヒュルケンベルグ(2024年末)
ケビン・マグヌッセン(2024年末)
逆に、ふたつのシート、またはどちらかひとつがまだ決まっていないチームは以下の4チームとなっている。
アルファロメオ
バルテリ・ボッタス(2024年末)
未定
アストンマーティン
フェルナンド・アロンソ(2024年末)
未定
アルファタウリ
未定
未定
ウイリアムズ
アレクサンダー・アルボン(2024年末)
未定
しかし、今後2024年のシート争いにおいて台風の目になるだろうと思われているのが、残るシート争いではなく、すでに契約があるドライバーの動向だ。そのドライバーとは、セルジオ・ペレスだ。
現時点でペレスは2024年末までレッドブルとの契約がある。しかし、ヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)がたびたび「ペレスのシートは100%保証されていない」という旨のコメントを発しているため、今後のパフォーマンス次第では2023年を最後にレッドブルからペレスの姿が消える可能性もある。
もしそうなった場合にレッドブルのシートに収まるのではないかと言われているのが、こちらもすでに2025年までマクラーレンと契約しているランド・ノリスだ。すでにノリスは「自分がどのチームで走るのかは、常にオープンにしておきたい。そのうちのひとつにマックスのチームメイトになるという選択肢もある。自分がどこまで通用できるのかやってみたい気持ちはある」と語っており、レッドブル移籍を否定はしていない。
またマックス・フェルスタッペンも「彼(ノリス)はマクラーレンと長期間契約しているけど、それ(彼が移籍してくること)については話し合っている。今後、どうなるか、様子を見てみよう」と話している。
2024年のストーブリーグはペレスとノリスを中心にゆっくりと動き出している。
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