HRS鈴鹿、2024年に新型教習車両を導入。F1日本GPで佐藤琢磨、岩佐歩夢がデモ走行
9月19日、ホンダレーシングスクール鈴鹿(HRS)は2024年度よりHRSフォーミュラクラスに、新型教習用フォーミュラカー『HRS-F24』を導入すると発表した。それに伴い、2023年F1第17戦日本GP開催中の9月24日(日)に鈴鹿サーキットのレーシングコースでHRS-F24初の公開走行プログラムが行われ、HRSでプリンシパルを務める佐藤琢磨、そして今季FIA F2に参戦中の岩佐歩夢らがステアリングを握ることが明らかにされた。
HRSは、世界のトップカテゴリーで活躍するドライバー&ライダーを育成することを目的に1992年に鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)として開校。これまでに四輪では佐藤琢磨をはじめ、今季もスクーデリア・アルファタウリよりF1に参戦する角田裕毅など、世界のトップカテゴリーで活躍するドライバーを輩出してきた。また、2022年よりセルジオ・ペレスがHRSのアンバサダーに就任し、世界を目指すスクール生の成長をサポートするなど、カリキュラムの充実が進められている。
HRSフォーミュラクラスでは2023年度まで、童夢製SDH-F04/TR204Fシャシーにホンダ製2リッターDOHCエンジン(VTEC)というパッケージで教習が行われていた。2024年度より導入される『HRS-F24』はヘイローを有する東レ・カーボンマジック製のHRS専用シャシーに、180馬力を発する戸田レーシング製自然吸気2107ccエンジン『TR-FS01』を搭載。タイヤは引き続き、ブリヂストン製となる。
そんな『HRS-F24』の初の公開走行が9月24日(日)、F1日本GPの決勝日の12時20分~12時45分(予定)に鈴鹿サーキットのレーシングコースで行われる。先述した佐藤琢磨、岩佐歩夢に加え、2023年度HRSフォーミュラクラスの受講生がステアリングを握る予定だ。
「2024年度より、待望の新型マシンの導入が決定しました。ドライバーの頭部を保護するヘイローが備わり、FIA基準の衝突安全性能を実現しています。より実戦的な新世代フォーミュラカーを操ることで、スキルアップを目指せる環境をさらに整えることができたと思います」とHRSの佐藤琢磨プリンシパルはコメント。
「レーシングドライバーを夢見るたくさんの若者が、このスクールにチャレンジしてくれることを期待しています。今回は、HRSのホームコースである鈴鹿、そしてF1日本グランプリという国内最大ともいえるレースイベントの中で皆様にお披露目できることを大変うれしく思います。将来世界で活躍することが期待される、今年の生徒たちの走行にぜひご注目ください」
HRS-F24の公開走行プログラム、そして主要諸元は以下のとおりだ。
■HRS-F24公開走行プログラム
プログラム名:『New HRS-F Appearance × Takuma Sato』
※2023 FIA F1世界選手権シリーズ Lenovo 日本グランプリレース内
日程:2023年9月24日(日)
時間:12時20分~12時45分(予定)
場所:鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市稲生町7992)レーシングコース
ドライバー:佐藤琢磨、岩佐歩夢、HRSフォーミュラクラス受講生(予定)
■HRS-F24 主要諸元
型式:HRS-F24
シャシー:東レ・カーボンマジック製HRS専用モデル
エンジン:TR-FS01(戸田レーシング製)自然吸気/2107cc/180ps
タイヤ:ブリヂストン
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです