ピレリ、F1メキシコGPでプロトタイプC4タイヤをテスト。2024年に向けドライタイヤを改善するラストチャンス

 

 F1にタイヤを供給するピレリは、メキシコGPに改良型のC4プロトタイプタイヤを持ち込んでおり、金曜日のフリー走行でドライバーたちはこのタイヤをテストすることになる。 ピレリはすでに、C4以外のコンパウンドは来季も変更しないことを決定しており、メキシコでのテストは改良型C4コンパウンドの価値を証明する唯一の機会だ。 ピレリは日本GPでも同様のテストを実施。この際はC2コンパウンドのプロトタイプを試したが、改善が見られないとして導入見送りが決定した。 各チームの開発によるダウンフォースレベルの上昇に対応するため、ピレリはタイヤのアップデートを続けており、来季の最終戦までにタイヤへの負荷がどの程度になるか、タイヤがそれに耐えきれるかを判断しなければならない。 しかし今シーズン中に行なわれたタイヤテストの焦点は、タイヤウォーマーなしでの走行ができるかどうかであった。だがタイヤウォーマーの廃止は2025年に延期されてしまった。 そのため、ピレリは現行タイヤ、そしてイギリスGPで初導入された内部構造を継続して使用することを決めた。一方で今回のテストに成功すれば、C4コンパウンドに手を加える選択肢は残されている。 ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、「メキシコでは、現行のC4と同じ性能を持ちながら、より広い作動域と、より優れたメカニカルアシストを備えたC4を用意している」と説明する。「C4はいくつかのサーキットでグレイニング(ささくれ摩耗)が見られたので、それを減らしたい。テストがうまくいけば、来年はこのC4を導入する予定だ。そうでなければ、今のままでいい」 …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです