奮闘アロンソに5秒のタイム加算ペナルティ。”複数回の進路変更”により9位に降格|F1カナダGP決勝

 

 F1カナダGPの決勝レースで7番手でチェッカーを受けたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、残り2周というところでバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)の攻撃を退けるために複数回進路を変えたとして、5秒のタイム加算ペナルティを科された。これでアロンソは9位となり、ボッタスとそのチームメイトである周冠宇がひとつずつポジションを上げることになった。
 予選で好アタックを披露し、2番グリッドからスタートしたアロンソは、ミディアムタイヤを履いた第1スティントを引っ張ったものの、バーチャル・セーフティカー(VSC)のタイミングが合わなかったことなどもあり、7番手までポジションを下げていた。
 そしてレース終盤、角田裕毅(アルファタウリ)のクラッシュにより出されたセーフティカー(SC)明け、後方から迫り来るボッタスの攻撃に晒されることになった。
 そして70周レースの69周目、ボッタスの攻撃を交わすべく、アロンソはターン10〜ターン12の間で、複数回にわたって進路を変更。ボッタスはスピードを緩めなければならなかった。アロンソのこの動きはレギュレーション違反と見なされ、5秒のタイム加算と、ペナルティポイント1が科されることになった。
 スチュワードは裁定の理由について、次のように説明している。
「スチュワードは、14号車のドライバー(フェルナンド・アロンソ)と77号車のドライバー(バルテリ・ボッタス)、およびチームの代表者から話を聞き、77号車の車載ビデオの映像とテレメトリーのデータを検証した」
「ターン10とターン12の間で、レースの残り2周というところで、14号車は77号車からポジションを守るために、進路を繰り返し変更した。77号車はアクセルをゆるめなければならず、勢いを失うことになった」
「スチュワードは、これが上記のレギュレーション(FIA国際モータースポーツ競技規則附則Lの第4章)の明らかな違反であると考えている」
「したがってスチュワードは、2022年のオーストラリアGPで同様の事件に科されたモノと同じ5秒のタイム加算ペナルティを科す」
 なおアロンソとアルピーヌには、この裁定に異議を申し立てる権利がある。
 
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