【F1】イギリスGP考察
F1 イギリスGP
SCのときに、ルクレールはピットに入るべきだった。
2019年のブラジルGPの時に、レッドブルはトップを走るマックスをピットに呼んだ。2位のハミルトンに順位を明け渡すが、SC開けの1コーナで抜いている。
フェラーリは、ルクレールの優勝を捨てさせた。
走り込んだハードでは無理。
ルクレールを、ピットに入って、サインツとルイスが入らなくて、順位を明け渡しても10周もあれば抜けただろう。
タイム差から、ルクレールが入れば、ハミルトンの後ろになっていた。でも、ハミルトンはペレスに対して、SCウィンドウを持っていた。ハミルトンが新品のソフトを履いても、ルクレールも同じタイヤならルクレールなら勝てただろう。そのあとで、ペレスがハミルトンを抜くか、ハミルトンがサインツを抜くかの勝負になっていた。
ルクレールは、走り込んだハードでもあれだけ抵抗ができた。それから考えれば、十分以上にピットに入って抜き返す可能性の方が高かった。
ルクレールがピットに入っていれば、順位は、ルクレール-ペレス-サインツ|ハミルトン|アロンソ|ノリスになっていただろう。
フェラーリは時々ドライバーを信頼していない雰囲気がある。
マックスが下位に沈んで浮上してくる様子が無いのだから、ルクレールに最大ポイントを取らせるべきだろう。
現在は43ポイント差。
ルクレールが1位+FLを連発しても、マックスが2位でフィニッシュすると、逆転まで6レース必要。
次のレースで半分以上を消化したことになる時点で、6レース分のビハインドは大きい。
ルクレールには、PU交換ペナルティが待っている。最低でもあと一回は受ける可能性がある。新型のESとCEの投入をすると10グリッドの降格が確定する。ルクレールは、エキゾーストも6基目を使っている。
ルクレールのPUはカナダで2基入れているので、余裕はあるのだが、TCは一基しか生きていない。エキゾーストも8基まで、意外とペナルティが近い。
仕様違いのPUでも載せ替えはできるルールに変更されたが、ペナルティを消化しないとならない状況には変わりがない。
フェラーリは、PUのペナルティを考えて、今回はルクレールに26ポイント。最低でも25ポイントは取らせなければ、ワールドチャンピオンが難しくなってしまう。
特に、メルセデスが復調してきている状況なので、下位から追い上げるときに、ラッセルとハミルトンを抜かなければならない。
今回のマックスの「100%壊れた」が最後のチャンスにならなければいいと思ってしまう。
シルバーストーンは、フェラーリが優位なコースだと言われていたが、それほどの優位性は感じなかった。
次のレッドブルリンクもPUに厳しいサーキットだ。特に、高地にあるためにTCに厳しい。それに、3本のストレートがある。レッドブルに有利なサーキットだ。インフィールドはフェラーリのほうが早い。トラクションのかかり具合で、最終コーナの立ち上がりから勝負が出来れば、抜ける。でも、かなり難しいと思えてしまう。
今日のレースでペレスの直線はかなり伸びていた。ルクレールが蓋をしていたからサインツは逃げられたが、蓋がなければ、ペレスの優勝まであったかもしれない。
スプリントがあり、セッティングの時間が限られている。マシンクラッシャーなコース。
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