アルボン、ウイリアムズFW44の新パッケージに好感触「戦いをスタートする、良い”基盤”を手に入れた」

 

 ウイリアムズはイギリスGPに、サイドポンツーンなどに大変更を加えたFW44のアップデートパッケージを投入。これについて同チームのドライバーであるアレクサンダー・アルボンは、確実にダウンフォースが増しているため、今後に向けて良い基盤を手にすることができたと感じているようだ。
 今シーズンのウイリアムズのマシンFW44は、サイドポンツーンが極端に小さいデザインで話題となった。しかしイギリスGPでは、アルボンのマシンにのみサイドポンツーンが前後に伸びたアップデートパッケージを投入。それまでとは外見が一新された。
 しかしそのイギリスGPは、ウエットコンディションに見舞われ、しかもアルボンは決勝レースのスタート直後にクラッシュ。チームとしてはデータの収集量が限られてしまっていた。
 続くオーストリアGPでも、アルボンのみがアップデートが施されたマシンを走らせ、決勝レースは12位完走。今回は多くのデータを集めることができたようだ。
 このウイリアムズのアップデートパッケージについて尋ねられたアルボンは、motorsport.comに対して次のように語った。
「ダウンフォースが増えたのは明らかだよ」
 アルボンはそう明かす。
「いくつかの場所では、使いこなすのが少し難しいかもしれない。特にこのサーキットでは、風向きが変わるから、とても難しかった」
「他のドライバーたちがどう感じたかは分からないけど、ドライブするのが難しいレースだったと思う。でも、僕らのマシンのダウンフォースは増えたみたいだし、それが重要なことだ。そして、追ってバランスを取ろうとしている」
「残りのシーズンでそれを行なうことができる。そして、僕らは前身を始めるのに良い基盤を手にしている。そういう意味では、すごく複雑なマシンだというわけではない。これを基に、築き上げていくことができると思う。良い基盤だよ」
 アルボンは、大変更を加えたマシンを最適化していくのは、簡単なことではないとも認める。
「トップチームは、おそらくマシンの根本的な部分に自信を持っているんだろうと思う。それを彼らは、毎週微調整しているだけなんだ」
 そうアルボンは言う。
「僕らはマシンにかなり大きな変更を加えた。コンセプトの面でも全く別のマシンだし、それを理解するのには時間がかかる。リセットするには、もう少し時間が必要なんだ」
「アストンマーチンのように他のマシンを見ても、彼らは新しいパッケージを投入し、それを学んでいる。その上で、僕らはどこが弱く、どこが強いのかという側面もあるんだ」
「幸いにも、今回(オーストリアGP)はレースを走り切ることができた。だからデータを見直して、どこで苦労しているのか、そして改善が必要な領域はどこなのかということを確認することができると思う」
 アルボンはオーストリアGPで入賞できなかったことについては失望しつつも、良いレースであり、他のマシンと戦うこともできたと語った。
「ある時点では、とてもエキサイティングなレースだった。レース中には、10番手を走っている瞬間もあったんだ。それについては本当に満足している」
「新しいエアロパッケージを使って、初めて完走できたレースだ。だから今回のことから多くのことを学び、データを見直して、僕らの強みと弱みを確認するつもりだ」
「明らかに、僕らの新しいパッケージに対する理解は少し不足している。まだクルマの特性を把握しているところだから、本当の意味でのデビュー戦のように感じたんだ」
「僕らは集団から遅れることはなかった。青旗が振られてしまったことで、ハースやマクラーレンから遅れることになってしまったんだけど、僕らはその戦いの中にいるんだ。決して遠く遅れてはいない」
 
 
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