レッドブル2年目のペレス、チャンピオン諦めず「リタイアが僕を”殺した”……でも今後どんなことだって起きる」
レッドブル加入2年目のシーズンを過ごしているセルジオ・ペレスは、13戦を終えた段階で173ポイントを獲得し、ドライバーズランキング3番手につけている。
ペレスはこれまで複数回のリタイアを喫したことがこの結果に大きく影響を与えているとしながらも、最終的な結果はまだ分からないと、チャンピオン争いに向けて含みを持たせている。
ペレスは5月に行なわれたモナコGPでレッドブル加入以来2勝目となる優勝を果たし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとの獲得ポイントの差を15にまで縮めた。しかしそれ以降は、ふたりの運命は異なる方向に進むことになった。
フェルスタッペンはモナコ以降の6レースのうち4レースで優勝。一方のペレスは、アゼルバイジャンとイギリスの2位が最高位で、カナダとオーストリアではリタイアに終わっている。
この結果、13戦が終了した時点でのふたりのポイント差は85にまで拡大することになった。
ペレスはこの他、開幕戦バーレーンGPでもリタイアしており、これが今季の成績に大きな影響を及ぼしていると考えている。しかしその一方で、まだ残りのレース数は多いため、今後どんな展開が待っているか分からないと語る。
「まだまだ非常に長いシーズンだ」
ペレスはハンガリーGPの前にそう語っていた。
「正直に言って、シーズン前半に僕を”殺した”のはリタイアだった。これらのリタイアさえなければ、僕のチャンピオンシップは、今とは大きく違うモノになっていただろう」
「でも全体的には、ここまでの前半戦で得られる、多くのポジティブなモノがあると思う」
ペレスはバーレーンでは燃料ポンプの問題でリタイア、カナダではギヤボックスの問題からレースをフィニッシュすることができなかった。またオーストリアでは、1周目にメルセデスのジョージ・ラッセルにコース外に押し出され、この時のダメージによってレースを諦めることになった。最終的にラッセルには、この件の非があるとして、タイム加算ペナルティが科されている。
とはいえ、レッドブル加入1年目の2021年は、ドライビングが難しいと言われていたRB16Bを手懐けるのに苦労していたペレスは、今季は明らかにRB18を乗りこなしているように見える。そのため、フェルスタッペンとの差も縮まっており、チームもモナコGPを前に2年間の契約延長を決めた。
この状況についてペレスは、これまで経験してきたどんなシーズンよりも「かなり良いシーズンになっている」と語る。
「シーズン前半はとても充実していたし、良いレースができ、良い結果も得られた。もちろん、一貫性もあったと思う」
そうペレスは言う。
「速さは備わっていると思うし、チャンオピオンシップに関しても、どんなことだって起こり得るんだ」
レッドブルは、当初ライバルと目されていたフェラーリに対しても大きな差をつけているが、これについてもどんなことだって起きると、気を引き締めている。
「プッシュし続けなければいけない」
そうペレスは言う。
「ここ数戦、フェラーリは僕らよりも少し速かったと思う。だから、ハードに攻め続けなければいけない。どんなことだって起こり得るんだ」
「夏休みから戻ると、シーズンは急速に進んでいくと思う。夏休みが終わった後、3〜4レース後にどうなっているか、見ていきたいと思う」
「それまでに、パフォーマンスの差を縮めることができればいいね」
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