F1新規参戦希望はアンドレッティのみ? F1は複数候補の存在を主張もFIA会長は「今のところ1チーム」と否定
FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長によると、F1への新規参戦に興味を示しているチームはアンドレッティ・グローバルのみだという。
F1では、ベン・スレイエムFIA会長が1月初めに「新チーム候補のための入札プロセスの開始を検討するよう依頼している」とツイートして以降、新規チームに関する動きが加速。ツイートに続いて、アンドレッティがゼネラルモーターズ(GM)と提携を組み、「アンドレッティ・キャデラック・レーシング」として将来的にF1グリッドへ加わる計画を発表した。
ただ、アンドレッティのF1参戦計画には今のところ、F1パドックからはあまり好意的ではない反応が返ってきており、F1側はアンドレッティ以外にもF1参戦に関心を示している”目立たない”候補がいるとの声明を出している。
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しかし、世界ラリー選手権(WRC)の2023年シーズン開幕戦ラリー・モンテカルロでmotorsport.comの取材に応じたベン・スレイエムは、新チーム候補へ向けた呼びかけに対する反応について「我々が直接知っているのは、アンドレッティだ」と語り、”今のところ”名乗りを挙げているのもアンドレッティのみであることを明かした。
ベン・スレイエムは、アンドレッティ・グローバルを率いるマイケル・アンドレッティや彼の父親で1978年のF1世界チャンピオンであるマリオ・アンドレッティとF1参戦計画について2022年にミーティングを行なっており、大手自動車メーカーと協力する必要があるのは「非常に明確だ」と語っていた。
実際、アンドレッティのF1参戦計画にGMが加わったことについてメルセデスF1のトト・ウルフ代表が「まさに意思表示」と表現するなど、GMとの連携は間違いなく追い風となっている。ただ、GMとが実際にどれだけ深くF1に関与するのかについては、疑問符が残っている。
しかしベン・スレイエムは、GMの取締役会が今回の計画にゴーサインを出す前に、GMのマーク・ルース社長と”良いミーティング”を行なうことができたと明かし、GMほどのビッグブランドの参戦を拒むのはどうかと疑問を呈した。
「巨大自動車メーカーにノーと言えるのか?」とベン・スレイエム会長は言う。
「アメリカについて言えば、我々にはレースが3つあり、とても健全な状況にある。しかし私は金儲けのために(会長に)選出された訳ではなく、モータースポーツを維持するために選ばれたのだ」
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