アルファロメオF1、パーツ不足解消……イギリスGPでは中団トップを狙う「我々は良いポジションにいる」

 

 今季開幕から好調な戦いぶりを披露しているアルファロメオ。ここまで51ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング6番手につけている。
 ただ順風満帆だったかといえばそうでもない。初日に信頼性の問題に見舞われ、満足いく走行距離を稼げないこともあった。また、交換用のパーツが不足していたため、バルテリ・ボッタスと周冠宇は、旧式のパーツを装着してフリー走行を走らねばならなかった。
 しかしアルファロメオは、パーツの生産を加速させ、今週末のイギリスGPから、パーツ不足という不安に悩まされることなくグランプリに挑むことができそうだ。
 アルファロメオのトラックサイド・エンジニアリング責任者のセビ・プホラールは、現在の状況について次のように説明する。
「金曜日には、まだ信頼性の問題に見舞われている。それは、我々が改善できるようにするために取り組んでいる部分だ」
 そうプホラールは語った。
「そして金曜日のパフォーマンスに関しても、我々は古いパッケージのマシンを走らせている状況にあった。ただ次のレースから、週末を通じて同じパッケージのマシンを走らせることが可能となる。そうなると、全てのことが簡単になるだろう」
 金曜日に使うパーツが不足していたのは、シーズン前半にクラッシュが相次いだことが原因だったという。
「シーズンの初めには、いくつかの出来事があった」
 そうプホラールは語った。
「その後、今走らせているパッケージのスペアパーツの生産を、追いつかせる必要があった。それと並行して新しいパッケージの生産もしなければならなかった。これが、我々に制限を課したモノだ。しかしシルバーストン以降は、我々は良いポジションに立つことができていると思う」
「我々は、少し余裕を持たせていた。バクーやモントリオール、そしてモナコなどのウォールが近いコースの場合、金曜日に何らかのダメージを受けた時でも、代償を払わずに済むようにしたかった。しかし少なくとも今後数レースのうちは、もっと良い状況になるだろう」
 アルファロメオとしてはイギリスGPでは、中団グループの首位を走ることを目指しているという。
「中団グループのトップを戦うことを期待できると思う。でも、どうなるか見てみる必要があるね」
 そうプホラールは説明する
「いくつかのチームがシルバーストンにアップグレードパッケージを持ち込むかどうか、それは私には分からない。しかしこれまでのところ、我々はどんなコースでも一貫したパフォーマンスを発揮することができていると思う。様々な種類のタイプのコース、そして様々な空力パーツに対処できているんだ」
「今後数レースで、中団グループのトップをアルピーヌやマクラーレンと争うことになるだろう。そしてさらにポイントを獲得すること、2台揃って入賞することが、我々の目標だ」
「我々は、2台が揃ってQ3に進むことを期待できるポジションにいる。そうすれば、アルピーヌを相手に堅実なレースを戦うことができるはずだ」
 
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