マシントラブルにより得点を失っている現状に困惑するアロンソ「本当に奇妙なシーズン」
アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソは、2022年シーズンの自身が好調であることを認めつつ、度重なるトラブルにより大量のポイントを失っていることに不満を漏らした。
F1第11戦オーストリアGPのスプリント予選でアロンソのマシンには電気系統のトラブルが発生し、アロンソはそのまま出走することができず、翌日の決勝レースを最後尾からスタートした。
今シーズンのアロンソがトラブルに見舞われるのはこれが初めてではない。彼は第2戦サウジアラビアGPと第4戦エミリア・ロマーニャGPをリタイアしたほか、第3戦オーストラリアGPの予選Q3ではトップを伺うような好ペースをみせながらトラブルでクラッシュ。2番グリッドからスタートした第9戦カナダGPでもパワーロスによりペースを失った。
『GP Fans』によると、アロンソは自らの走りに対する満足感を示す一方、度重なる不運に対して苛立ちを示した。
「経験にも助けられて、ドライビングの面では最高レベルだと感じているし、おそらく2012年の水準だと思う。しかし、獲得したのは29ポイント。信じられないよ」
「不運や信頼性の問題によるリタイアをすべて考慮すると、70点か60点は失っていると思う。本当に奇妙なシーズンだ」
こうしたトラブルはチームメイトのエステバン・オコンには生じておらず、一概にアルピーヌのマシンの信頼性の問題とも言い切れない。自らの奮闘に結果が伴わない状況には「フラストレーションが溜まる」と率直に語るアロンソだが、それ以上チームを批判することは避け、前向きな姿勢を見せた。
「でも、もしそれが僕自身のミスでスピンしたりクラッシュしたりした結果だったら、もっと悲しかったと思う。コックピットのなかでは、できる限りのことをしようと思っているよ」
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