メルセデス、ファクトリーに巨大ソーラー発電施設を建設へ。約10億円へ跳ね上がったエネルギー価格高騰に対処

 

 メルセデスは、イギリス・ブラックリーのファクトリーに太陽光発電施設を建設する計画を立てているようだ。
 多くのF1チームが本拠地を置くイギリスでは様々な要因が重なり、一般エネルギー価格が高騰。企業にとっても、天井知らずのエネルギー価格高騰によるコスト上昇に頭を悩ませる状況になっている。
 メルセデスは2022年のエネルギー価格が3倍となったことを明かし、冬季には再び価格が高騰し、状況が悪化する見込みであると予想している。コスト削減のために節電が求められる状況ではあるが、F1チームのファクトリーではコース上でのパフォーマンスを犠牲にすることなく電力使用量を減らすことはかなり難しい。そのためメルセデスのトト・ウルフ代表は、状況を打破するためには既成概念にとらわれない考え方が求められたと語る。
 そのソリューションとして編み出されたのが、経験豊富な太陽光発電の開発・出資者と提携を結び、太陽光発電施設に投資をすることで、長期的なエネルギー価格を削減するという計画だ。
 太陽光発電施設の場所は未定だが、ファクトリー付近に建設され、直接電力が供給される計画だという。
 motorsport.comから、深刻化するイギリスのエネルギー価格高騰にメルセデスとしてどう対応しているかと尋ねられたウルフは、次のように答えた。
「ブラックリーのエネルギー価格は3倍になった」
「エネルギー価格だけで200万ポンド(約3億円)から600万ポンド(約10億円)になった。チャーター便や航空貨物の運賃も大幅に値上がりしている」
「我々は自らをハイテク産業として、我々だけでなく他の人たちにエネルギーを供給しポジティブなインパクトを与えるべく、巨大な太陽光発電施設を建設する予定だ」
「現在も我々はクリーンエネルギーを100%使用しているとはいえ、カーボンニュートラルを達成するために我々はできることをするのだ」

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