7月中旬、アプリリアのアレイシ・エスパルガロはYouTubeに投稿した動画で、かつて所属していたスズキから、2016年仕様GSX-RRを譲り受けたことを報告した。既にMotoGPを撤退してしまったスズキだが、今回のプレゼントについて元プロジェクトリーダーの佐原伸一に話を聞いた。　スズキは2011年に経営の観点から一度MotoGPの参戦を中止。そして2015年に活動を再開させた。　当時MotoGPに復帰するにあたって起用されたライダーは、アレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレスのふたり。今もMotoGPの最前線で戦うライダーだ。　そんなエスパルガロが報告したかつての愛機GSX-RRのスズキからのプレゼント。何年も前にスズキから離脱したライダーに、MotoGPからも2022年限りで撤退した今こうしたプレゼントが実現した背景には、どんな経緯があったのだろうか？ …読み続ける