レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、のんびりした夏休み中に休息をとってリセットできたので、お気に入りのコースであるスパ・フランコルシャンでの仕事に戻る準備はできているという。

　フェルスタッペンはF1シーズンの再開にあたって、ドライバーズ選手権を余裕を持ってリードしている。あと9ラウンドを残して、フェラーリのシャルル・ルクレールに80ポイントの大差をつけているのだ。

　隣国オランダから多くのファンがスパ・フランコルシャンに集まってくるので、フェルスタッペンにとってふたつ目のホームレースのような今週末のベルギーGPは、ザントフォールトとモンツァを含む慌ただしいトリプルヘッダーの皮切りとなる。

「楽しい休みを過ごし、またレースをする準備ができたと感じている」とフェルスタッペンはレッドブルのレースウイークプレビューで語った。

「間違いなく戻りたくてうずうずしているよ。忙しいトリプルヘッダーになるけれど、みんな休んだ後だからやっていけるだろう」

　スパ・フランコルシャンは、前回2021年にF1が開催されて以降、いくつかの改修を行っている。オー・ルージュからラディオンの複合コーナーのランオフエリアに大幅な変更が施されたほか、4カ所のコーナーの外側にグラベルトラップが設置された。

「コースの改良でグラベルトラップができたので、少々伝統的なスタイルになったけれど、僕はいいアイデアだと思っているよ」と昨年スパ・フランコルシャンで優勝したフェルスタッペンはコメントした。

「僕のお気に入りのコースだから、今週末のレースを楽しみにしている。雨が降るかもしれないので、さらにトリッキーになるだろう。でも幸いなことに、チームとして僕たちは挑戦を好んでいるんだ」

　チームメイトのセルジオ・ペレスも、レースに戻る準備ができているという。

「いい休みを過ごしたし、シーズン後半に向けてしっかり充電できたから、レースへの準備はできているよ」とペレスは語った。

「素晴らしいレースが待ち受けている。特にベルギーのコースは常に楽しめるし、あそこのファンはいつも最高なんだ」

「仕事に戻ってチームに会うのが待ちきれないよ。休暇の後にトリプルヘッダーをスタートさせるのはいいものだと思う。自分たちのリズムを掴むことができるだろう」