検証:オコンとフェルスタッペンの接触事件

 

 記事の内容はそれほど特質すべき物はない。

オコンは全面的に悪くないという立ち位置での話になっているのが多少気になるくらいだ。

確かにオコンが引けば、接触はなかったが、フェルスタッペンがステアするのをもう少し待てば、オコンにライを残すことになって接触しなくて済んだ可能性が高いようにも見えた。

前半は正しいと思う。動画を見ても、オコンが引くのが当然だと思える。少なくても同一周回で争っていないのだから、引くのは当然の処置だ。

後半の講釈は違うと思う。
フェルスタッペンを擁護するつもりはないが、オコンにラインを残す事で、フェルスタッペンは追わなくてよいリスクを背負う事になる。単独トップで、ハミルトンは2秒程度後ろに居た。確かに、2秒の差は状況的に考えるとセーフティーかも知れないけど、タイヤを少しでも痛めたら、レッドブルの強みになっている第二セクターで逃げられなくなってしまうかも知れない。
まだ30周近く残っていた所で、フェルスタッペンが自分のラインを優先するのは当然の行動だろう。それでコンマ数秒を失うのは馬鹿らしい。
ブルーフラッグが出ている状況でさらに突っ込んでくるとは思わないだろう。それを予測してラインを残すべきだという人は、なにか間違っていないか?
オコンがやるべき行動は、フェルスタッペンに正しくラインを譲ることで、追い越せるのなら、ライン外から抜いていくべきなのだ。前にいるからとか、抜けそうだからで、ラップリーダーとの接触は許されるものではない。

F1が”競技”であり、ギャンブルではないので、許されているが、あれが”賭けの対象”なら払い戻し対象になってもおかしくない。負債全部をオコンが肩代わりする位の事だ。

さて、この接触、以下のどれだろう?
◆オコンが周回遅れを取り戻そうとして無理した
◆フェルスタッペンが強引すぎた
◆他のなにかの思惑があった

思惑が有ったというのは、陰謀論になってしまう。
私はここで少し違った角度からの陰謀論を考えてみよう。

今、フォース・インディアが空席のシートにスポンサーであるストロールの息子を座らせるだろうと言われているのは、皆が認める既定路線だろう。
しかし、ラスト1レースを残しても発表がされていない。
少なからず、ストロールが座るのに批判的な意見がチーム内に有るからではないかと思う。ペレス/オコンのタッグはいろいろ問題を抱えていたが、上手く回っている。スポンサーの意向でストロールを座らせる事になるのは規定路線だとしても、波風が立たないようにしたい。特に、ファンからの批難は避けたいだろう。しかし、今回のインシデントでオコンの首を切る大義名分が与えられた。その上、ファンにも”オコンがあんな事をしなければ”残す事も考慮していたとかいう事ができる。

そして、オコンファン以外は、あれだけのことをしたのだからしょうがないという雰囲気を作り出す事は可能だろう。
あえて言おう。メルセデスの陰謀論よりも、チーム内の不満分子を黙らすためにオコンが使われたのではないかと思う。抜きやすいサーキットだからと言っても、ラップダウンの車がラップを取り戻すにはかなりの努力が必要で、抜くためには、メインストレートしかありえない。
周回を取り戻すように指示を出せば、あういう結果になる可能性は少なからず存在していたと思う。
偶然が重なった可能性が高いのだが、あえて、ストロール家の陰謀論を唱えたい。

検証:オコンとフェルスタッペンの接触事件