【F1】アゼルバイジャンGP
2023年のアゼルバイジャンGPは、元々スプリントフォーマットが予定されていた
金曜日:FP1/予選
土曜日:FP2/スプリントレース
日曜日:決勝
問題になるのが、土曜日のFP2だ
パルクフェルメ状態になっているので、セッティングの確認程度しかできないうえに、マシンを壊してパーツが無ければ、決勝でピットレーンスタートになる
スプリントレースは、決勝のスターティンググリッドに影響する
上位は無理をしない。下位もマシンを壊すような状況は避ける傾向にある
100kmは短いようでそこそこの長さがある
新フォーマットは、これらの問題を解決するために考えられたと言われている
土曜日のFP2で、スプリントレース用の予選を行う
決勝のグリッドに影響しない形での運用になる
新しいフォーマットは概ね好意的に受け入れられる
意味がないFP2が廃止されて、予選が行われる
土曜日から集客が期待できる
サーキットとしては、土曜日の午前中から客が入るというのは、大きな意味を持つ
お昼を食べる人ばかりではないが、午前中から興奮すれば、スプリントレース前に食事を考える人が多くいる
レースを開催するサーキットとしては数万人分の食事の提供が必要だけど、売り上げが期待できる
新フォーマットだけど、まだ未決定な部分が多い
お金に関しては、チームとFIAが決めればいい
観客としては、タイヤの問題が解決していないのが気になる
特に、今年のアゼルバイジャンGPは素d寧タイヤが決定している
Sが6本
Mが4本
Hが2本
新フォーマットを具体的に見てみる
金曜日のFP1/日曜日の決勝レース用の予選
確認がFP1しか存在しないことを考えれば、最低でもショートセッティングの確認とロングランの確認を行いたい
路面が荒れている状態でチェックが難しいとは思うが、最初にHかMを履いてロングランを行う
路面が綺麗になり始めた中盤に、Sでショートランで予選アタックの確認
終盤にはソフトか最初に履いたMかHで重タンでの確認を行う
この時点で残りのタイヤは
Sが5本
Mが3本か4本
Sが1本か2本
予選では、Q3の義務タイヤがあるが、Q3まで進むチームは
Q1をS1本
Q2をS1本
Q3をS2本
理想で言えば、Q3をS1本で乗り切りたい。Q2を中古のSで乗り切れたら最高だ
理想的に進んだとして、この時点でのタイヤの残りは
S:2本(中古が2本)
M:3本か4本
Hが1本か2本
土曜日のスプリント予選も今のところはQ1/Q2/Q3形式になるようだ
残りのタイヤが心配になるレベルになってくる
Q3の義務タイヤもあると仮定すると、金曜日の予選でタイヤを使ってしまったQ3進出組は、新品ソフトが1本しか使えない状況があり得る
中古のソフトで、Q1とQ2を突破しなければならない
スプリントは、Mで走り切れると思う
アゼルバイジャンGPが行われるバクー市街地コースは、例年だとM-Hの1ストップが可能だ
決勝とスプリントで使うタイヤを除くと、土曜日の予選で使えるタイヤは
S:新品2本/中古2本
M:1本
H:1本
となる。
トップチームなら、Q1をMで抜けられる可能性もあるが、ギャンブルになる可能性がある
Mを使った所で、Sが残っている中団のチームに刺されたら無駄にタイヤを使う必要が出てしまう
スプリントで挽回する方法も考えられるが・・・
タイヤが決まっている状況では、スプリント予選が差し込まれることで、カオスな状況になってしまう
発表はまだ行われていないが、新フォーマットにすると、タイヤの面でチームが困ることになりそうだ
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